森本 珠莉

オーストリアの学校って⁈

オーストリアレポ vol.04

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オーストリアに留学中の名古屋大学教育学部附属高校2年生の森本 珠莉です。

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オーストリアの学校ってどんな雰囲気なの?

やっぱりヨーロッパだからいろんな国の人がいるの?

日本はテスト多いっていうけど海外はどうなの?

という質問をいただいたので…

今回は、留学しないと知ることのできない「学校生活」について書かせていただきたいと思います!!

○まず、雰囲気について。

オーストリア人は、「みんな心優しいがシャイ」と言われています。

なので、1度仲良くなると話しかけてくれますが、話したことがない場合はチラチラみているだけでなかなか話しかけてきません。ただ、顔見知りになると学年が違っても、どこにいても、

「じゅり!!!」

と声をかけてくれるようになります。

つまり、留学生は1度話しかけてしまえば、みんなが助けてくれるようになるので最初の勇気を振り絞ることが過ごしやすくなる為にとても重要なことかと思います。

○また、日本のように部活というものがないので、先輩・後輩関係がありません。むしろ違う学年と関わることがありません。少し心寂しく感じますが、「年上だから~」「年下だから~」という考えがなくなり、みんな平等に横の視点で考えるようになります。その為に自分の意見をはっきり言えるのでその面ではすごく良いかと思います。

○そして、いろんな国の人がいるのか⁇ということについて。

日本に比べたら多いのかもしれません。アメリカから引っ越して来た子、スロバキア出身の子、黒人の子、アジア系の子…。ただ50人いて1人くらいの割合なのでそこまで多いイメージはありませんね。差別などももちろんありませんし、みんながウェルカムです。

○私が一番驚いたのはテストの負担の大きさについて!!!

え?テスト多いの?って思うかもしれませんが、テストの量は日本と変わりません。(日本でも多いですけどね^^;)

テストに対する負担が大きいです。

実は、テストが2ヶ月くらいの期間の授業中に行われるのです。例えば、月曜の英語の授業中にテスト、水曜の3.4限に物理のテスト…のような期間が2ヶ月ほど続きます。毎日継続して次のテストの勉強しないといけないような環境です。

私は留学生なので科目が少なくなったり、簡単にしてもらえたりしたのですが、ホストシスターは毎日家に帰ったら勉強していました(>_<)

また成績は、テストとプレゼンテーションの割合が多いです。このテスト期間の間に、プレゼンが組まれます。ほぼ週に1度のペースでプレゼンの発表が組まれることになるので、テスト勉強との両立をするのが大変です。

ちなみに、留学生の私もプレゼンはやることになり、毎週ドイツ語で「日本の人口」や「ヨーロッパの歴史」などについてプレゼンしています^^;

(ただ、私のクラスは特選クラスらしいのでノーマルクラスはプレゼンが少ないかも)

つまり、

日本人はめっちゃ勉強してる!!!

と思っていましたがテストに関してはオーストリアの方が精神的に鬼畜ではないかな?ということ。これは、あくまで私の考えなので個人の考え方によりますが…。

ここまで見ると、すごく大変そうに思えますが、私個人的には日本の学校よりもオーストリアの学校制度の方が好きです。

学校が7:45に始まり、早い場合は11:30に終わるので午後の時間を有効に使えるからです。

また、授業は先生と生徒が対話しながら作られているのでとてもワイワイしながら学ぶことができます。

先生と生徒の関係が近いというのもすごくいいと思います。

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以上、オーストリアと日本の学校の違いについて書いてみましたが、どうでしょうか⁇

違いといったらまだまだきりがないように思えますが、

私が留学して特に驚いたことについて

書かせていただきました(*^^*)

海外に留学する人やしたい人の参考になればと思います。

unnamed-2クラスメイトをお家に呼んだ時の写真

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  • 2022年2月14日
  • 稲垣 智華
  • トビタテの奨学金を頂いて、2月からバンクーバーに1年間留学しに来ています!

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