パラ陸上やり投げ 若生 裕太 選手

スキッフル オリンピック・パラリンピック特別取材

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私たちソフィア オリンピック・パラリンピック 学生プロジェクトGo Beyondは、東京大会をきっかけとして、誰もが輝く社会の実現を目指し活動している学生団体です。今回は、パラ陸上(視覚障害)のやり投げで活躍している若生裕太選手にインタビューしました。
大学2年次にレーベル遺伝性視神経症を発症した若生選手は、現在、東京大会出場を目指し日々練習に励んでいます。

若生選手がパラスポーツを始めようと思ったきっかけを教えてください。(加藤)

パラスポーツを始めるならパラリンピックを目指したいと思っていましたが、パラリンピック=国を背負うことだと思っていたので、最初はパラリンピックの選手になろうだなんて無理だと思っていました。でも、視覚障害者としてどう生きていくかを考えていかなきゃなと思って様々な視覚障害に関するイベントに参加していたら、3、40代で失明したがそこからパラリンピックを目指した方の話を聞く機会があり、小さい頃からずっとスポーツをやっていた自分に対してパラリンピックを目指してみてもいいんじゃない?と言ってくれたんです。自分の中で、障害を負ってからも支えてくれた人たちに対して何かかたちとして残したいと思っていたこともあり、野球の経験を活かせるやり投げを始めるようになりました。今では東京大会を目指しています。

現在は、日本記録も保持し活躍されている若生選手ですが、これまでには記録をなかなか出せなかったり、あと一歩のところで世界大会出場を逃したりと悔しい思いもしてきたとお聞きしました。そのような挫折を経験した時、どのようにして乗り越えてきましたか?(犬塚)

「努力して成功するとは限らないが絶対に成長することはできる」という言葉のように、天才ではないから失敗することもあるけど、成功に向かって努力するその過程がすごい大事だと思っています。結果がなかなかついてこない時に、それを受け入れるのはすごく嫌だけど、これが現状だというのをしっかり理解したうえで、思いっきり落ち込んで、やっと、次に行こうって思える。その積み重ねです。それが今の自分の解決方法ですかね。

アスリートでも落ち込むまで落ち込むというのは意外でした。今まさに様々な悩みを抱えている学生のみなさんにとっても参考になったと思います。他に何か学生の皆さんに向けて、アドバイス(メッセージ)はありますか。(犬塚)

チャンスって絶対にたくさん転がってるけど、そのチャンスは行動を起こした人にしか得られないことだと思っています。行動した先にいろいろ得られるものがあるから、やっぱりそこは大事にしてもらいたいですね。学生の時にしか過ごせない時間や出会いを大切に、自分のやりたいことに全力を注ぎ、周りの人や環境に感謝しながら頑張ってほしいです。

最後に若生選手の今後の目標をお聞かせください。(金成)

この1年は、コロナ禍で制限される中での練習が続き、自宅でのトレーニングや公園でボールを投げるなど、できることを見つけ工夫しながらやっていました。
自分はスポーツを通じて支えてくれる人に恩返しがしたいという思いでやっているから、まずは東京大会出場を叶えて、そこで自分が楽しんで投げている姿を見せ、「若生頑張っているな、勇気をもらえたな」と思ってもらえるように頑張りたいと思っています。


若生裕太選手(24歳)
株式会社電通デジタル所属 パラ陸上やり投げ(F12クラス)

取材者
野原 真子 上智大学4年
加藤 愛梨紗 上智大学3年
犬塚 美空 上智大学2年
金成 桃 上智大学2年
※上智大学「Go Beyond」が取材しました。

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