こんにちは。光ヶ丘女子高校のESDクラブです。ESDとは、Education for Sustainable Development の略語で、「持続可能な開発のための教育」という意味です。持続可能な社会づくりに向けて、現在の社会の課題やその原因を学び、自分たちができることから行動に起こしていく部活動です。
昨年まではSDGsプロジェクトという名で、有志が集まり、環境・ジェンダー・貧困、などSDGsの17の目標に向けてできることを実践してきました。今年から正式な部活動となり、昨年までの活動をもとにしつつも、SDGsが目標とする2030年以降の社会のことも考え、より「学ぶこと」に重点を置いた活動をしていきます。
ESDクラブでは主に3つの活動を行います。1つ目は、社会の中にある課題について学ぶワークショップ、2つ目は、その課題の解決のために行動を起こす、グループでのプロジェクト活動、3つ目は、世界を知り、考えを深めるための映画鑑賞や読書会です。
持続可能な社会づくりのためのワークショップ
SDGsには、16番目に「平和と公正をすべての人に」という目標があります。様々なアクティビティを通して、身近にある「平和・公正ではない状況」に目を向けていきます。そして、なぜそのような状況が生まれるのかを皆で考えます。「当たり前」だと考えているものを問い直すことにより、物事を多角的に、深く見る力をつけていきます。
プロジェクト活動
ワークショップでの気づきや、授業、課外活動、読書などを通して部員が課題だと感じたことを1つテーマに選び、その課題の解決に向けてできることを考えます。興味関心が近い3人~4人でグループを作り、対話しながら、自分たちにできることを行動に移していきます。
映画鑑賞・読書会
映画や本の世界を共有し、感じたこと、学んだことを語り合います。自分が知らなかった世界を知り、部活動での学びが、歴史や外国語など、授業の学びとつながっていく面白さを感じる活動です。 映画や本は、知識の宝庫です。「知ること」「心が動くこと」が、それぞれのプロジェクト活動の原動力になっていきます。
部員それぞれが、「自分には価値がある」、「自分には社会を変える力がある」と実感し、他者と協力してより良い社会づくりに参加していくきっかけや土台づくりの場がESDクラブです。部員が「わくわくする」「やってみたいと思う」ことを活動に反映させていくため、部員同士でどのような化学反応が生まれるのか楽しみです。