あいち山車まつり日本一協議会設立時にみんなで「山車日本一あいち」を宣言
愛知の山車(だし)まつりの歴史
山車の起こりは室町時代と言われており、「津島天王祭の車楽(だんじり)【津島市】」と「熱田天王祭の大山【名古屋市】」が最も古い型式のものとされています。
愛知の山車の特徴
県内には、150以上の山車まつり、410輌を超える山車が所在しています。特に「台車形式の曳山が多い」「からくり人形を搭載しているものが多い」という特徴があります。
トピック
愛知県の山車まつりの保存・継承を図るとともに、山車文化を広く発信するために、山車まつり保存団体、山車まつり所在市町、県が一体となり、平成27年12月13日に「あいち山車まつり日本一協議会」を設立しました。
〔事務局〕愛知県教育委員会文化財保護室
山車まつり
地域の人々が災いを防ぐこと等を願って行う、山車を伴う祭礼。
山車
古来、神は天から地上へ降りてくる際、高い山や木等に乗り移ると考えられ、また山自体を神とする考えも全国各所に存在します。山車はこのような聖なる山への信仰心に基づいたものと言われています。
国指定 重要無形民俗文化財
・尾張津島天王祭【津島市・愛西市】
・知立まつり【知立市】
・犬山祭【犬山市】
・亀崎潮干祭【半田市】
・須成祭【蟹江町】
の5つの祭礼があります。
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我が国の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」について、ユネスコ無形文化遺産への登録が、ユネスコ評価機関により、平成28年10月31日に勧告されました。
全国で33件が該当していますが、うち愛知県では5件が該当し、全国で最多となっています。
正式には、平成28年11月28日から12月2日まで開催されるユネスコ政府間委員会による審査(エチオピアのアディスアベバで開催)で最終決定する予定です。
この冊子が皆さんの手元に届く頃には、きっと決定されていることと思います。
愛知県教育委員会