愛知総合工科高等学校は、愛知の工業教育の中核として、平成28年4月に開校しました。昨年度の学科改編により新たに理工科を3クラス設置し、機械系2クラスと電気系2クラス、建設系1クラス、デザイン系1クラスの5系列7学科の専門学科があり、全校生徒は1130名の大きな学校です(4月現在)。
本校では、これからの日本を支える理工系の研究者、技術者・技能者のリーダーを育成することを目標として、できるだけ早い段階でものづくり思考を学ぶため、入学時に学科の枠を超えて一括で募集し、全ての学科の実習を経験し、総合的なものづくりの技術・技能を習得したうえで、自分の進路希望や適性に合わせて学科を選び、専門的に学習していきます。また、高校卒業後の2年間、さらに高度な技術・技能を習得するための専攻科も併設しており、5年間一貫した教育を受けることができるシステムも用意されています。
今春の卒業生は、国公立大学23名、私立大学101名の計124名が4年制大学へ進学しています。また、本校専攻科への進学者は32名で、短大、専門学校を含め上級学校進学者は計204名となりました。就職者は162名で民間企業への内定率は100%、すべてが大手企業はじめ地元優良企業ばかりです。さらに、国家公務員、名古屋市職員などの地方公務員に24名合格するなど、進路において多彩な未来が広がる結果となりました。
部活動も、弓道部がインターハイに出場経験があり、バレーボール部、バスケットボール部、陸上競技部なども県大会に出場するなど、限られた活動時間の中で輝かしい成果を上げています。工業における各種競技会にも数多くチャレンジし、東海大会や全国大会で上位入賞を果たしています。また、資格取得にも積極的に取り組んでおり、取得した資格の数は、全国屈指の多さを誇っています。