南山高等学校・中学校女子部の競技かるた部は、2009年にかるた同好会として設立しました。
当時は愛知県で競技かるたを行う部活はほとんどなく、全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会に愛知県から初の出場校として2011年に出場しました。
それから翌年には旭丘高校、さらに翌年には愛知淑徳高校と、徐々に参加校が増え、今では多くの学校が愛知県予選会に参加しています。
そんな愛知県の高校かるたの発展とともに活動を続けてきた南山の競技かるた部は、中学生と高校生が一緒に練習を行っています。
「ちはやふる」ブームもあり、部員数がここ数年でぐんと多くなりました。活動スペースは限られているため、教室に畳を敷くなど工夫しながら練習を行っています。
部全体としての実力は年々着実にあがってきており、目に見える成果としては、数年前には数名だけだった有段者の人数が徐々に増えてきました。また昨年行われた競技かるた世界大会では南山女子部の中学生チームが日本代表に選ばれ、見事優勝を果たしました(日本から出場できるのは中学生以下のみ)。
しかし、愛知県全体の競技の水準も急激に上昇しており、近年は残念ながら全国大会から遠のいています。今年こそは8年ぶりとなる全国大会への進出を目指して、日々練習に励んでいます。