あなたは読書が好きですか?苦手な人も多いかもしれませんね。でも本は、出会った時の年齢、感情、環境によって、様々な世界を私たちに見せくれます。そのような一期一会の世界を大切にして、本を手にしてみませんか?
そこで皆さんに愛知県教育委員会が毎年開催している高校生ビブリオバトル愛知県大会に参加した読書好きの高校生たちが選んだおすすめ本を紹介します。同年代の高校生が選んだ本は、一生の記憶に残る一冊になるかもしれません。思わず手に取ってみたくなる魅力あふれる本がそろっていますよ。
※ビブリオバトルとは、各自が持ち寄った本の面白さについて5分間で紹介し合い、一番読みたくなった本を参加者の投票で決定する書評会です。
「キモさ」の解剖室
春日 武彦/著
イースト・プレス
キモさ、それは嫌悪、得体の知れないことへの戸惑い。本書では、著者がキモいと感じた話をふんだんに使い、「キモっ」と感じるときの心のはたらきを〝解剖〞するかのように精査している。
さまよう刃
東野 圭吾/著
角川文庫
正義とは何か。復讐は良いのか。誰が犯人を裁くのか。少年法のあり方など今後考えていく必要はあるが、日常では考えることのないテーマを考えるキッカケを与えてくれます。
新編 悪魔の辞典
ビアス/著
岩波書店
著者ビアスによる様々な言葉の意味や概念について皮肉や風刺、批判を混ぜながら再定義していくひねくれた辞典。痛快なブラックユーモアあふれる読むと思わずニヤリと悪魔のような悪い微笑を浮かべてしまうこと間違いなしの作品です。
店長がバカすぎて
早見 和真/著
角川春樹事務所
「バカすぎる」、空回りばかりの店長と有能な契約社員、そして彼らの周りが織りなす笑いの連続のお仕事小説。書店の実情が多分に盛り込まれており、読書を愛する全ての人に読んでほしい一冊です。
夢をかなえるゾウ
水野 敬也/著
飛鳥新社
夢を諦めてしまったサラリーマンと頭のイカれた神様のガネーシャが繰り広げる六割笑って四割ためになるお話です。台所でトイレをしようとしたり、二億円当たった宝くじを燃やしたりする神様が夢を叶えます。
予想どおりに不合理
行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
ダン・アリエリー/著 早川書房
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※紹介コメントはそれぞれの発表者が考えてくれました。
※ビブリオバトルに興味を持った人は、高校生ビブリオバトル愛知県大会2022のホームページに掲載されていますので、見てみてください。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/syogaigakushu/bibliobattle.html