豊田工業高等専門学校 ロボコンチーム

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豊田工業高等専門学校ロボコンチームは、毎年開催される高専ロボットコンテスト(ロボコン)へ向けてロボット製作をしています。ロボットの構想や動作のアイデアを皆で考えて議論することからはじめ、設計、機械工作、電子回路やプログラミング、その全てを自分たちで行っています。特に、自分たちにしか思いつかないアイデアを考え形にする、ということにこだわっています。

ロボコンチームの特徴は、仲間と協力してロボットを作り上げることにより、ものづくりの楽しさを味わうことができることです。本気で取り組むあまり対立することもしばしばあります。しかし仲間と協力してロボットを作り上げることは、他では得ることのできない最高の経験です。またそれぞれの特技や個性を生かし、より深い知識を得ることができます。
例年ロボコンでは新しい競技課題が設定され技術力を競い合います。昨年は、「洗濯物をロボットで干す」という競技でした。東海北陸地区大会を準優勝で勝ち進みましたが、残念ながら全国大会では初戦敗退してしまいました。そして今年の競技は『人をハッピーにするロボット』です。昨年の悔しさをバネに、アイデア出しから熱が入りました。オンラインロボコンと銘打った今年は、競技自体が大きく変わり、遠隔のため様々な制約や短い製作期間、例年とは大きく違う競技課題に苦労しました。またライブ配信を用いて演技を行うため、映像や音声が観客にどう伝わるかを重視し、いかに人を楽しませるかに腐心しました。そして地区大会本番、自分たちのロボットが評価され3年連続で全国大会に出場することができました。当日ライブ配信を見ていた多くの方から「本当に面白かった」と感想をいただき、達成感でいっぱいでした。現在は、全国大会でより素晴らしいショーをお見せできるよう、日々活動に取り組んでいます。

豊田高専には数多くの魅力があります。まず、5年間の専門的な教育課程により、卒業生は多くの企業で大学卒と同等な実践的技術者として活躍しています。また卒業生の半数は大学3年次に編入学しています。5年間の課程を通じ、高度な技術の習得や、ロボコンなどの活動に本気で打ち込んだり、自分の好きなことを深めることができます。次に学生が主体で運営する600人規模の寮があります。そこで寝食や勉強を仲間と共にすることは、かけがえのない経験です。さらに毎年多くの学生が約一年間の海外留学に参加し、また留学生の受入をすることで異文化交流を深めています。私はこのような環境で学んだ専門的な知識や技術、ロボコンで学んだものづくりの楽しさを武器に、世界で活躍するエンジニアになりたいです。

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