「幸せになりたいなら、自分がときめく選択をしなさい。」これは、今振り返って思う、私が高校生の時に欲しかったアドバイスです。
「大学に行ったら将来何とかなる」と信じ受験勉強に励んでやっと大学に入ったのに、卒業が近づくと「自分はこの先何をしたいのかわからない」と途方に暮れてしまう人を多く見てきました。
私もその1人でした。
今、想像しきれないほど、仕事も生き方も多様化しています。学歴を問わず、知見やスキルがあれば切り開ける道もたくさんあります。
そんな状況で、自分なりの選択基準がないと、無数にある道を前にどこへ進めばいいかわからなくなってしまったり、とりあえずした選択になんだか満たされず、もっと他に良い選択があったかもしれないともやもやしたり、そんな状況に陥るかもしれません。
満足のいく道を選ぶためには、自分にとっての「ときめき」を知ることがすごく重要なんです。自分にとっての「ときめき」を探る旅は、簡単なものではないです。
時間もかかるし、失敗したら怖いと感じるかもしれません。
でも、高校生の皆さんなら、好きなだけ時間を費やしてもいいし、何度失敗してもやり直せます。選択する際には、「こうあるべき」と考えず、自分のために、「ときめき」を感じる選択をしてください。
それが、みなさんが幸せになるための近道です。
そういう選択をしていくと、自然と目の前に進みたいと思える道が見えてくるはずです。
皆さんが生きているこの世界は驚くほど広くて多様です。
みなさんの「ときめき」探しの旅をぜひ楽しんでください。
※個人としての見解です。
内閣官房 孤独・孤立対策担当室
槍澤 芽衣