読書好きの高校生がすすめる一冊の本

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読書には素晴らしい魅力がたくさんあり、私たちは経験を通してそのことを知っています。子供の頃、わくわくしながら絵本を読み聞かせてもらった記憶や、大好きな本を読み終えた後の爽快感。読書によって得た知識は、みなさんの人生を際限なく広げていきます。

さて、高校生の皆さん、最近本を読んでいますか?日々の生活が忙しく、読書に費やす時間や素晴らしい本と出会う機会が無くなっていませんか?

そんな皆さんに愛知県教育委員会が毎年開催している高校生ビブリオバトル愛知県大会に参加した読書好きの高校生たちが選んだおすすめ本を紹介します。多忙の中でもぜひ読んでみたいと思えるような魅力あふれる本がそろっていますよ。
※ビブリオバトルとは、各自が持ち寄った本の面白さについて5分間で紹介し合い、一番読みたくなった本を参加者の投票で決定する書評会です。


あの夏が飽和する。
カンザキ イオリ/著
河出書房新社

カンザキイオリさんの曲に基づくオリジナルストーリー。主人公はかつての友人琉花を亡くしている。その琉花と瓜二つの瑠花。彼女とは、パパ活で出会うのだが、ある日彼女から衝撃の過去が語られる。主人公はどうするのか。


十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞
内館 牧子/著
幻冬舎

「何のために生きるのか。」漠然とした不安に押しつぶされそうになる現代。幸せな人生とは何か、どのように生きるのが正解なのか、一つの答えを、強く、したたかに、美しく千年前を生きた「悪魔」が魅せてくれます。


猫を抱いて 象と泳ぐ
小川 洋子/著
文藝春秋

からくり人形を操り、チェス盤の下に広がる海で、猫を抱いて象と泳ぐ、小さな名もなきチェスプレーヤー。彼の唇には産毛が生え、体は11歳のままだった。チェスと共に歩んだ彼の人生を、そっと見守ってみませんか?


本日は、お日柄もよく
原田 マハ/著
徳間書店

結婚式のスピーチでもよく使われるフレーズ、「本日は、お日柄もよく:。」衝撃の出会いをした、ごく普通のOLと伝説のスピーチライターが織り成す、笑って泣いて勇気をもらえるお仕事小説です!言葉の„可能性“、探してみませんか?


闇祓
辻村 深月/著
KADOKAWA

高校生で委員長の澪のクラスに謎の転校生白石要がやってくる。「今日、家に行っていいかな?」不審な言動を繰り返す白石。もう、ページをめくる手は止まらない。辻村深月が送る至高のホラーミステリ。


弱法師
中山 可穂/著
文藝春秋

能をモチーフに、決してかなわぬ、はかない恋が描かれた短編集。若き作家は一目ぼれした女性編集者に百本の小説を捧げる約束をする。それは命を削り死と隣り合わせになる日々のはじまりであった。「卒塔婆小町」


※紹介コメントはそれぞれの発表者が考えてくれました。
※ビブリオバトルに興味を持った人は、高校生ビブリオバトル愛知県大会2023のホームページに掲載されていますので、見てみてください。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/aichi-manabi/bibliobattle.html

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