歌舞伎鑑賞会の概要
歌舞伎鑑賞会は、生徒が日本の伝統文化に直接触れ、総合芸術としての歌舞伎の表現様式や美意識を体験する機会を提供する教育的意義の高い取り組みです。学校での文化部活動とも連動し、生徒の創造性や文化理解の深化に寄与しています。
また、この歌舞伎鑑賞会は、公益財団法人あいちFG教育文化財団からの助成を受けて実施されており、文化教育を支える地域金融機関の支援によって、より多くの高校生が質の高い文化体験を享受できる体制が整えられています。
今年度の歌舞伎鑑賞会は10月18日(土)に御園座で実施しました。昼の部、夜の部合わせて194名の高校生が参加し、8代目尾上菊五郎、6代目尾上菊之助らによる演技を鑑賞しました。
歌舞伎観劇の感想文
私は歌舞伎について音楽の授業での知識しかありませんでした。今回初めて生の歌舞伎を観るにあたって楽しめるか不安がありましたが、イヤホンガイドを着用して観ることで内容を理解して楽しむことができました。
昼の部は3種の演目があり、演目ごとの間に長めの休憩がありました。休憩中は外で売っていた揚げもちやお弁当を食べました。とても美味しかったです。
私は第2幕の「芦屋道満大内鑑 葛の葉」の後半、役者さんが障子に右手、左手、口とあらゆる部分を使いながら文字を書く場面に心打たれました。人なのか、人ならざる者なのか、格好や出入りの場所でわかってしまうのもまた面白いところだと感じました。このような機会をいただきありがとうございました。
愛知県立豊橋東高等学校
1年 日竎花梨

