愛知県高等学校文化連盟
愛知県高等学校文化連盟（高文連）は、県内高等学校における文化活動の振興と、生徒の芸術的・文化的素養の向上を目的として、1985年（昭和60年）12月に設立されました。以後、多様な文化活動を行う専門部を支える中心的組織として機能してきました。
高文連では、アートフェスタを愛知県教育委員会と共催で実施する他、全国高等学校総合文化祭への参加や各専門部の大会や研修会などを支援しています。また、生徒に多彩な文化体験の場を提供する事業を展開しており、その代表的な取り組みが御園座での歌舞伎鑑賞会です。この観劇会は1990年（平成２年）に開始され、現在まで継続されている伝統ある事業です。観劇会では御園座で上演される歌舞伎を特別料金で鑑賞できるほか、初心者向けの入門講座が設けられることもあり、生徒が伝統芸能に親しむ貴重な学習機会となっています。
アートフェスタの概要
アートフェスタ –愛知県高等学校総合文化祭–は、愛知県高等学校文化連盟加盟校（計277校）に所属する約1,400の文化部活動の中から選抜された延べ137校、約650名の生徒が一堂に会し、演技や作品を発表する「高校生の文化の祭典」です。今年度は、８月19日（火）～24日（日）に愛知芸術文化センターを主会場として、舞台部門、パネル部門、文芸部門、展示部門に大きく分けて開催しました。24日（日）には、日本棋院中部総本部で囲碁部門も行いました。来場者のアンケートでも、大変すばらしい、また、迫力と見ごたえのある発表であったと大変好評でした。令和８年度も、８月18日（火）～23日（日）に開催予定です。皆様のご来場をお待ちしております。
アートフェスタ生徒実行委員長挨拶
生徒実行委員会では多様な意見が出され、皆で話し合いながら納得できる形に進めていきました。８月８日のプレ開催でも様々な世代の方々に声をかけ、自分の言葉でアートフェスタの魅力を伝えました。海外からの来場者も耳を傾けてくれて、文化を超えたつながりを感じました。
開会宣言では多くの来場者や普段接しない偉い人の前で話し、とても緊張しました。全ての演目が無事に終わり、フィナーレでは、私達が今までつくりあげてきた今年度のテーマである「和魂陽祭」を皆様に届けられたと感じました。施設を回っていたら来場者の方々から、「とても頑張っていたね！」「最後のフィナーレかっこよかったよ！」などと声をかけていただき、嬉しかったです。
学校、性別が違うたくさんの人たちとともに一つの目標に突き進むというのは、これからの未来を生きる私たちにとって成長の糧になりました。この経験を通して、人と人とのつながりの大切さを改めて感じました。来場してくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
アートフェスタ生徒実行委員長
桜花学園高等学校 森 彩葉
