突然ですがSDGsという言葉を聞いたことがありますか。
SDGsとは
Sustainable Developments Goals(持続可能な開発目標)の略称です。2030年までに持続可能でより良い社会を目指す17つのゴールから成る世界共通の目標です。
一見遠い世界の話ではないかと思うかもしれませんが、実は私たちとも密接な関係があり、日々の生活もSDGsの取り組みであふれています。例えばみなさんがよく聞くであろう3R(リユース、リデュース、リサイクル)。これもゴール11.「住み続けられるまちづくりを」ゴール12.「つくる責任 使う責任」ゴール13.「気候変動に具体的な対策を」という3つのゴールを目指す取り組みです。
こうしたSDGsの取り組みに目を向け、社会課題や今後の目指すべき社会の在り方について考えることで、社会の見方が少し変わって見えてきます。
その新しい視点で今後の社会について自分なりの意見を持つことで、きっと強い問題意識を持つ課題や本気で目指したいと感じる理想に出会えるはずです。
私も、「より多くの人の幸福や平等を実現したい」という理想を抱いたことで、その過程で問題意識を持った「教育」や「文化」という分野の諸課題を解決したいと感じるようになりました。その思いは、今の仕事につながっています。
「どのように生きたいか・どんな仕事に就きたいか」と悩んでいる方も多いかと思います。まずは自分だけでなく社会にも目を向け、目のついた課題を自分事として考えてみましょう。その際にSDGsが参考になるはずです。皆さんと社会のより良い未来のために、SDGsについてもっと学んでいきませんか。
文化庁参事官(芸術文化担当)付
中島 伊織
※個人としての見解です。