現在、社会問題化している奨学金について取り上げました。
現代の大学生の2人に1人が利用しているとされる奨学金ですが、大きく分けると2つの種類があります。それは、大学卒業後に返済が必要な「貸与型」奨学金と、返済が不要の「給付型」奨学金の2種類です。
どちらを利用するかによって学生生活の質も違ってきます。アルバイトばかりしていては勉強やクラブ活動もできず、あなたの夢は実現どころか遠い夢になってしまうことにも…
返済不要の「給付型奨学金」を給付し、学生応援活動をされている朝日新聞「朝日奨学会」と「公益財団法人グルー・バンクロフト基金」をご紹介いたします。
朝日新聞の朝日奨学制度とは、朝刊・夕刊の配達などの仕事をしながら、返済不要の奨学金によって大学や短大、専修・各種学校、予備校へ進学する学生サポートシステムを設けています。
グルー・バンクロフト基金は、日米相互理解に尽くした戦前の二人の駐日米国大使の名を冠し、日本と国際社会にとって有益な人材を育成するとともに、日米両国の良好な関係を維持推進することを目的とした公益財団法人です。
朝日新聞の朝日奨学制度
★山口 瑠星さん
私は今、愛知県内の大学に通っています。
将来の夢である体育教師になる為、人間関係やスポーツについて学んでいます。小学生の頃にお世話になった先生に憧れ、私も体育教師になりたい!と強く思うようになりました。
その夢を叶える為には大学に進学する必要がありましたが、費用の面で両親に負担をかけたくないと考えていた私にとって学費の用意は大きな悩みのひとつでした。
そんな中、父の知人をきっかけに朝日新聞の奨学金制度を知りました。問い合わせをしたところ、奨学金について、仕事の内容、手続きの方法など、担当員さんが丁寧に説明してくださり私は安心して入会を決めました。
思い悩んでいたところで朝日新聞の奨学金制度を知ることが出来たのは大変幸運だったと思います。
現在は実家を離れ一人暮らしをしていますが、両親に負担をかけることなくなんとか生活できています。
奨学生としての生活にも慣れた為、今後はより自立した生活を送れるよう努力したいと考えています。
学業と仕事の両立は簡単ではなく、大変なことも多いです。
しかし夢を叶える為の毎日はとても充実しています。
夢を叶える!という強い意志を持った方は、ぜひ一歩踏み出してみて下さい!
グルー・バンクロフト基金からのお知らせ
グルー・バンクロフト基金は1928年から90年間に渡り、150名を超える卒業生を輩出してきました。日本の高校を卒業する学生に返済不要の奨学金を支給し、4年間米国各地にある一流のリベラルアーツカレッジへの進学を支援しています。また、リベラルアーツカレッジ数校と、基金が推薦する学生について授業料の全額または一部を免除する取り決めをしており、これらの授業料免除枠への学生の推薦も行っています。
毎年9月に翌年夏から米国大学に進学する奨学生を募集しています。詳しくは当基金のウェブサイトをご覧ください。卒業生の留学体験記も掲載しています。
ウェブサイト : http://www.grew-bancroft.or.jp
その他にも、「給付型奨学金」制度を設けている大学を一部紹介させていただきます。
■青山学院大学・法政大学・立教大学・金城学院大学・中央大学・上智大学・関西大学・明治大学・名古屋女子大学・南山大学・同志社大学・同志社女子大学・京都大学など各種奨学金がございます。詳細は学校ホームページをご覧ください。その他、調べれば全国で多くの奨学金がありますので「給付型奨学金」に挑戦してみてはいかがでしょうか? スキッフルでは、これからも「給付型奨学金」をWebサイトにてご紹介します。