置かれた場所で咲こうとすること。

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私は高校生の時、陸上部の活動を真剣に出来なかったことをとても悔やんでいます。もうすぐ30歳になる今でも「部活もしっかり取り組んでいたらどんな人生だったんだろうか」と思いを馳せたりします。

みなさんの今の学校生活はいかがでしょうか?残念ながら、新型コロナウイルスの影響により、皆さんの学校生活や学校行事は、大きな制約を受けていると思います。

一方で、例えば学校行事のオンライン化や高校生が参加できる各種イベントのオンライン開催の充実をはじめ、これまでの世界では生じえなかった新しい側面も生まれてきています。

皆さんは今これまでにない状況に置かれ、苦しんだり、不安に思うことも多いと思います。そのような状況の中で、学業を継続する、学校行事や部活を新しい様式で開催に漕ぎつける、少し背伸びしてオンラインイベントに参加してみる、などの経験は「普通に」高校生活を送るよりも間違いなく皆さんの未来を切り開く礎となることでしょう。

今の皆さんの学校生活は、「思い描いていたものと違う」かもしれません。でも皆様にとってはこれが唯一無二の学校生活です。

私の高校生活への後悔は完全に自分のせいですが、「コロナのせいで」、皆さんが将来後悔するようなことにはなって欲しくありません。簡単ではないと思いますが、どうか皆様が「コロナがあったけど」「コロナがあったから」と言える学校生活が送れることを心から祈っています。

…と言ってみたもののでもこんな状況で、限界もありますから、頑張り過ぎないで、悩むことがあれば先生、友達、ご両親をはじめ皆さんを形作る人達を遠慮なく頼ってくださいね。

文化庁政策課 加賀俊策

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  • あしなが育英会は、「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」にまで拡がっています。
  • 2021年8月から22年6月までフィンランド留学をし、時折スキッフルの記事を執筆してました。
  • 今年度の第9期若者議会は、15人の委員と5人の市外委員で活動します。

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