
高校生の皆さん、はじめまして。
私は神谷萌南といいます。いま24歳で、イタリアの大学院で経営学を専攻しています。
そもそもイタリアへ住むようになったきっかけは、高校2年生の時に遡ります。10ヶ月間休学してイタリアのサルデーニャ島へ飛び立ちました。「より広い世界を見てみたい」「未知の世界へ羽ばたいてみたい」と思い切って行動しました。私は人より勇気を持っていたわけでもなく、特に何かに卓越していたわけでもない普通の高校生でした。そんな私が挑戦した留学は、私の人生を180度変えました。
皆さんは「留学」と聞いて、どんなイメージを持っていますか? ホストファミリーとの生活やおいしい食べ物といった楽しいこと、その一方でカルチャーショックや外国語習得の大変さなどいろいろ想像できるでしょう。私自身も、いろんな経験をしましたが、心から「留学して良かった」と思っています。留学を通して、文化は違っても、人々の考え方や行動には共通点があることに気がつきました。人間についてもっと深く知りたいと思うようになり、大学では心理学を専攻することに決めました。
大学進学を決める際、私には人と違うアイデアが浮かんできました。日本の大学ではなく、世界でも心理学の研究が有名で、歴史が深いパドヴァ大学への正規入学です。なぜ、敢えて人と違う道を行くのか。未知の世界で試行錯誤をしながら、人生において自分で道を作っていきたいと考えたからです。時には失敗することもありますが、いろいろ経験を通して、それらを糧に自信を持って進めるようになってきました。
高校生の皆さんは「自分はこれからどこで何がしたいのか」「どんなことを大学で学びたいのか」「自分はどんな人間で、どんな人物になりたいのか」など、考えることがたくさんあり、悩むこともあると思います。そんな時、思い出してみてください。人生ではあなたが筆者で、未来は空白のページであることを。あなたの人生は、あなたが作る芸術であり、そしてあなただけが自分の物語を書けるのです。それは両親でもなく、友人でもなく、あなた。毎日が夢を追うため、「何かを書いていく」チャンスです。あなたの中には無限の可能性があります。自分はこうだと決めつけず、いろんなことに挑戦してみてください。
私は今、学士課程で学んだ心理学をビジネスにも活かしたいと、イタリア語で経営学に挑戦しています。
正直、難しくて投げ出したくなる時もあります。でも、「この先に何が待っているのだろう?」と考えると、少しワクワクして、一歩一歩前に進めるのです。挑戦することは時に大変ですが、その先の可能性を信じて進んでいます。
私のこんなエピソードが、少しでも皆さんの勇気になれば嬉しいです。もし興味があれば、ぜひスキッフルのホームページに投稿されている私の昔の留学体験記の記事も読んでみてくださいね。




