

★博多 かおる 教授
文学部/フランス文学科
「『生きたフランス語』の習得と、フランス文学の総合的理解を目指す」
フランス語学・文学の総合的な学習を通して語学と文学の研究の方法論を学ぶほか、自主的な文献収集と読解で批判的な思考過程を体験します。それと同時に自らの言葉で問題を表現し、対話する技術と感性を養います。文学者が社会の常識的な考え方や大勢順応的なあり方と戦いながら人間性を極めていく姿勢は、フランス文学の特徴の一つです。そのため、単にフランス語能力を身につけてフランス文化に精通するだけでなく、どのような社会にあっても批判意識と問題意識を持てる人材、さらに国際的な研究者の養成を目標としています。
Profile
バルザックを中心とした19 世紀文学、音楽、舞台芸術の研究。
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★幡谷 則子 教授
外国語学部・イスパニア語学科
「言語を学ぶ事は、世界を理解すること」
コミュニケーションツールとして外国語の運用能力を獲得するだけでなく、言葉を通して地域を研究し、世界を様々な視点から理解することが、本学部の目的です。本学部では世界を俯瞰的に捉え、対象地域を始めとした異文化を理解し、そこから日本を再確認する「3視座」を重視した学びを展開しています。ここで身につく力は、世界の異なる地域が直面する課題が日本社会とどのようにつながっているかを知り、共に課題を解決する方法を導き出すための力となるものです。
Profile
専門はラテンアメリカ地域研究。特に社会開発、社会運動、連帯経済の分野を対象とする。30年以上コロンビアをフィールドとし、辺境にある人々の暮らしとグローバル経済の関係に注目する。
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★川中 仁 教授
神学部長/神学科教授
「キリスト教の基礎知識と教養を身につけた現代社会に貢献する人を育てる」
上智大学神学部は、日本で唯一のカトリック神学部です。カトリック教会の長い伝統を受け継いだ世界のカトリック大学のネットワークの中で、キリスト教を本格的に学ぶことができます。キリスト教の深い理解を身につけ、様々な分野で活躍する人を養成します。
神学は、聖書、教義、倫理などの多岐の分野からなる総合的な学問です。哲学や歴史学などのさまざまな方法論をフルに活用して、キリスト教に学問的なアプローチで取り組みます。特に本学の教育精神である「他者のために」ということの意味を自分自身でよく考え、自分のものとすることです。このように、本学部では、キリスト教の学びを自らの生き方と結びつけ、いかに生きるかを考えます。
Profile
専門は基礎神学。現代世界において、キリスト教信仰をいかに弁明するのかを研究。イグナチオ・デ・ロヨラの霊操を中心として、イエズス会の霊性の学問的研究にも取り組んでいる。
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★前嶋 和弘 教授
総合グローバル学部長/総合グローバル学部教授
「グローバルとローカルの双方向視点で"解"を導く」
グローバル化する社会を、ひとつの国や地域からだけでなく、より大きな国際関係から見つめ、そこで得られた視点を地域に落とし込み、細やかな検証につなげます。世界の多様な地域、多様な学問領域を横断しながら、国際関係論と地域研究を合わせて学ぶという意味で「総合」と位置付けられる学部です。
多様性に富んだ仲間と学ぶ中で得られる、個性を尊重する大切さへの気付き。それを起点として、宗教、人種民族といった多様性の裏側にある社会背景への理解、さらには国家という枠組みの存在にまで考えは深まります。自らの考えを大きく広げる刺激と楽しさが、あなたの意欲を駆り立ててくれるでしょう。
Profile
1965年静岡県生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業。ジョージタウン大学大学院政治学部修士課程修了(MA)、メリーランド大学大学院政治学部博士課程修了(Ph.D.)。敬和学園大学准教授、文教大学准教授などを歴任。アメリカ学会会長(2022年6月〜2024年6月)。
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★寺原 強 教授
法学部/法律学科
「法的思考能力や問題分析力を身につけ、多様な課題を解決に導く人へ」
法的思考に基づく問題解決能力を重視し、紛争の背後にある経済環境や社会意識にも踏み込んで検討し、法理論の意義や限界について考えます。人々の価値観が多様化し、生活・労働環境が大きく変容している現代社会では、経済や情報のグローバル化や環境問題の深刻化に伴い、今やあらゆる事象が地球規模で起こっています。そのような中で強く求められているのが、法律学特有の利益調整方法や問題の発見方法です。法律知識だけでなく社会的な調整能力を備えた人材を育成します。
Profile
出身大学:上智大学法学部(1981年卒業)
上智大学法学部助手、札幌学院大学法学部助教授・同教授、(海外)カリフォルニア大学バークレイ校ロースクール客員研究員、明治学院大学法学部教授を経て、現在、上智大学法科大学院教授。 元工業所有権審議会試験委員。
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★寺田 俊郎 教授
文学部長/哲学科教授
「人間と人間が作ってきた世界を読み解き、表現する。世界の全てに通じる、人間の本質を知る。」
文学部と言うと「文学」を学んでいると誤解する人も多いのですが、私たちが取り組んでいるのは、哲学・歴史・文学・芸術などの形で人間が表現したもの(=テクスト)を読み解き、人間とは何か?と言う課題に迫っていくこと。人間そのものを探求すると言う意味では、「人文学(Humanities)」と言うほうがわかりやすいかもしれません。文学・哲学・歴史学といった人文学の中心となる分野に加えて、新聞学科ではジャーナリズムも研究しています。高い専門性を持って、真摯に人文学に向き合える環境が、上智大学文学部の特徴だと言えるでしょう。
Profile
専門は哲学・倫理学・イマヌエル・カントの哲学、実践哲学、臨床哲学を主な研究テーマとし、企業内哲学対話や子供の哲学など、実践哲学の活動にも注力している。
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★陸川 政弘 教授
理工学部長/物質生命理工学科教授
「人と地球のための新時代の理工学部。現代社会の複雑な課題を解決へ導く」
社会が抱える課題が多様化する中、1つの専門分野だけで物事を解決したり完遂したりする事は難しく、科学技術においても幅広い分野を複合化した「境界領域」の教育・研究が重要になっています。「AIをどう作るか」と同時に「AIを社会でどう使うか」を考えなければなりません。本学部では自身の専門性を確立しつつ、多様な学問領域と連携できる「複合知」を身に付け、将来どんな方面でも活躍できる人材の養成を目指しています。
Profile
専門の高分子化学や高分子合成を基盤に、高分子電解質形燃料電池や人工骨材料の研究、有機薄膜太陽電池や有機ELデバイスに関連した応用研究等などを行っている。
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★網倉 久永 教授
経済学部長/経営学科教授
「多角的な視点を養い、グローバル社会をリードする人に」
グローバル社会のリーダーとして活躍できる人材の育成を目標に、英語で学ぶプログラムや海外の大学との連携授業を充実させているのが特徴です。特に、他国の学生と合同で取り組む課題解決型の学びは、「海外ではどう考えるか」を知る貴重な経験になるはずです。このように本学部では多彩な学修機会を用意しています。志は高く、フットワークは軽く、自らの関心を自由に追求し、将来に向けてさまざまな経験を積んでください。
Profile
専門は経営戦略論・技術経営論。企業独自の経営資源・組織能力が競争優位をもたらすメカニズム、イノベーションが業界構造を変革していくプロセスについて研究している。
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★酒井 朗 教授
総合人間科学部長/教育学科教授
「社会のリアルな現実に、正面から向き合う人に」
総合人間科学部では、人間をただ単に科学の対象として分析するのではなく、「臨床の知」や「政策・運営の知」を重視した教育活動を展開しています。これからの社会をどう生き、支えるかは全世界に共通する課題です。総合人間科学部でいま私たちが考えなければならない課題に向き合うことで、将来、人々のケアやサポートにおいて力を発揮してほしいと期待しています。
Profile
専門は学校臨床社会学、教育社会学。格差の拡大やグローバル化が進む現代社会において子どもたちの成育と学習を保障するため、学校教育は何ができるかの観点で研究を進めている。
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★服部 隆 教授
文学部長/国文学科
「探究心と真実を見極める眼が、人間と世界を読み解く。」
本学部は、哲学・思想・歴史・文学・文化・芸術・情報・身体などを、人文学の基盤にある人間の尊厳とのかかわりのなかで研究します。人文教養を涵養することで、社会のさまざまな分野で未来を創造できる自律的な人間を養成します。
Profile
専門は国語学、国語学史。「国語(近代日本語)」と「国語学(日本語研究)」の土台が、どのような形で幕末から明治時代にかけて形づくられたのかを考えている。
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★ベティーナ・グラムリヒ=オカ 教授
国際教養学部
「日本の歴史を見つめることで、世界の「今」が見えてきます」
未知の課題に出くわし、謎を解明するのが楽しくてたまらない、そんな子供でした。 「まだ他人が研究していない分野を追究したい」と考え、幕末期に「蘭学」と言うカタチで西欧諸科学を採り入れた日本に注目し、研究を深めれば深めるほど、その周辺の問題にも関心が広がっていきます。
Profile
上智大学で修士号取得後、ドイツのテュービンゲン大学で博士号を取得。米国のウェズリアン大学やコロンビア大学などで研究を続け、2009年から本学で教鞭を執っている。
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★川中 仁 教授
神学部/神学部長
「先の見えない時代だからこそ、 生き方のぶれない軸を」
日本で唯一のカトリック神学部です。神学は哲学、聖書、歴史、教義、倫理、文化というきわめて多岐な分野からなる総合的な学問です。 それらが共鳴する中で、人間を豊かにする真理に迫ります。
Profile
現代社会においてキリスト教信仰をいかに弁明するのかを課題とする基礎神学を専門としている。新約聖書学の基礎科目とキリスト論や教会論などの教義学を担当。
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★服部 隆 教授
文学部/文学部長
「人文学は、すべての人間活動を 支える基盤である」
現代社会では、外国語ができる、専門技術があるだけでは通用しません。 人間の生き方の元にあるものを考える人文教養の力を養ってこそ、変動する時代や社会に立ち向かえるのです。さらに芸術・思想・歴史・文学は、人間として生きる意味を発見させるとともに、喜びを味わわせてくれます。
Profile
専門は国語学、国語学史。近代日本語と日本語研究の土台がどのような形で幕末から明治時代にかけて形作られたのかを考えています。日本語には1000年を超える歴史がありますが、我々にとっての常識の「国語」観は案外新しいものです。
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★村田 真一 教授
外国語学部 外国語学部長/ロシア語学科
「外国語を学ぶことは、自分の世界をひろげること。」
外国語学部の学習は積み上げ式であり、ステップごとに具体的な目標が不可欠。1・2年次性生は語学研修や長期留学、スピーチコンクールへの参加、3・4年次生にとっていちばん効果的な方法はゼミを履修して研究成果を卒論やゼミ論にまとめることと、大学で学んだ内容を卒業後に実践する気概を持つことです。
Profile
専攻は演劇を主軸に捉えたロシア文化論。最近はモダニズム演劇、戯曲・映画におけるエクフラシスや間芸術性に関する論文を執筆。ロシアやウクライナ、セルビア、イタリアなどの学会と連携し、講演や共同研究も行う。
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★芳賀 学 教授
総合人間科学部 総合人間科学部長/社会学科
「人間は一人ひとり、みんなちがう。だから難しい。だけどおもしろい。」
私はもともと地理が好きな少年でした。自分とはまったく違う環境で生きる、ものの見方や考え方も異なる人々の暮らしを想像するのが好きでした。そのうち、「気流の鳴る音」という本に出会いました。内容文化人類学的ですが、著者が社会学者で、社会学をやろう、と決心させるほど面白い本でした。その後は自分たちの持つ「常識」とは異なる価値観や考え方を持つ社会集団へ関心を持ちました。
Profile
専門は宗教社会学・文化社会学。現代日本社会における新宗教や若者文化などについて研究してきた。近年のテーマは、全国展開している新しい日本の祭り。現代人の生活の中で祭りがどのような意味を持っているのかを地道に勉強している。
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★吉田 研作 教授
言語教育研究センター長
「AIの進化で、外国語学習は不要になるだろうか?」
おそらく一般的な観光旅行などではAIが通訳として利用できるようになるかもしれません。しかし、人間同士のコミュニケーションは辞書的意味だけでは成立しない。言葉には、それぞれの人生、文化が背景としてあり、隠れた意図を類推するという解釈が必要になります。四谷キャンパスという空間は、国境を超えるコミュニケーション能力を進化させる小世界でもあるのです。
Profile
上智大学外国語学部英語学科卒業、同大学外国語学研究科言語学専攻修士課程修了。ミシガン大学大学院博士課程修了。専門は応用言語学。
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★青木 研 教授
経済学部長/経済学科教授
「よりよい世界のために、よりよい仕組みを考える。」
豊かな社会を実現するには、市場メカニズムを効果的に機能させ、企業の生産活動と人々の消費活動を活発化させることが不可欠です。経済学部では、その実現のために、経済学と経営学の理論と実践を理解し、また、ネイティブ教員による英語での講義も体系化して、高い問題解決能力を備えたグローバルな人材の育成を目指しています。
Profile
産業組織論・医療経済学を専門とする。近年の研究は、2003年から導入された新報酬支払い方式が、病院の行動に与えた影響についてである。
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★曄道 佳明教授
理工学部/機能創造理工学科
「実践的機会を提供するグローバル教育」
上智大学は自分自身の利益のためだけでなく、地球規模の課題解決に寄与できる人材の育成に取り組んでいます。日々、変化する今日の国際社会に対応できる人材を育成するには、新たな視点によって教育改革に挑み、従来の枠組みを超えた教育を取り入れていく必要があります。本学はグローバル教育のトップランナーとして「次のステップ」を常に考え、様々な改革を推進しています。特色のある教育プログラムを通じて、4年後、10年後、30年後の社会と自分の未来を展望する力を身につけていただきます。
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★赤堀 雅幸教授
総合グローバル学部/総合グローバル学科
「「難民」と「移民」は、何がちがうのか?」
たとえば、ヨーロッパに中東から数多くの人々が移動していて、これを「イスラム難民」と呼ぶメディアがありますが、シリア正教会などのクリスチャンたちも大勢脱出しているので、正しい表現ではないです。メディアや本でさまざまな情報にアクセスするにしても、ひとつの単語にもさまざまな思惑が絡んでいる。そこに立ち止まって、その違いに気づく、考える、ということも、この学部で学んでほしいことのひとつです。
Profile
総合グローバル学部長。砂漠に住むベドウィンの研究をはじめとして、イスラームの現代的なあり方に注目し、スーフィズムと聖者崇敬の学際的共同研究を推進して、新しい研究分野の確立に挑戦している。専門は人類学、イスラーム地域研究。
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★あん・まくどなるど教授
大学院/地球環境学研究科
「地球の限りある資源と、世界の豊かな未来は、両立できるのでしょうか?」
地球の豊かな多様性を維持しながら、人間の生活水準も維持、向上させるためには、ローカルからグローバルを考える、グローバルからローカルを見つめる、というふたつの視点が必要だと考えています。研究しているのは環境政策と環境歴史学です。人間が農業や漁業を通じて、どのように環境と関わってきたかを研究しています。
Profile
国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット所長/国連開発計画「生物多様性の10年日本委員会」を経て、現在は国連食糧農業機関 アドバイザー/農林水産省「水産資源の持続的利用に向けた海洋保護区検討会」委員/生物多様性戦略検討会 委員など。
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★久田 満教授
総合人間科学部/心理学科
「人間は不思議、だからおもしろい。」
心理学には、いろいろな分野があって、コミュニティを「フォトボイス」という質的調査法を用いて皆が写真と会話の中から探ることは、ひとりの人間というよりも、コミュニティのなかの人間をテーマにしたコミュニティ心理学的な研究です。
Profile
総合人間科学部長。個人の変化を追究するのが臨床心理学だとすれば、個人を取り巻く生活環境を変えることによってコミュニティ全体のQOLを改善しようと考えるのがコミュニティ・アプローチの特長。